うちの次女、実は小2から芸能事務所に所属してた元・子役志望。
カメラの前でセリフを言ったり、発声練習やレッスンもこなしてた時代がある。
中学に入り、「部活、何入るの?」って聞いたら
運動神経もあるし、てっきり運動部に行くかと思いきや…
「放送部にするわ。」
え?なんで⁉って思ったけど、本人いわく
「運動するのは体育で十分。あと、将来考えて」
と、やたら現実的なこと言ってきた。
はい、しれっと自分の道を選ぶタイプです。
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◆初日から「ここ、無理かも」
入部して早々、次女の顔が曇る。
「ママ、放送部、ルール多すぎ…」
時間厳守、敬語徹底、態度指導あり。
体育会系とはまた違う、**“礼儀ガチ勢”**な部活。
中でも、次女が引っかかったのはこれ↓
「鏡と櫛の使用禁止」
身だしなみ整えてただけなのに「部活中に使うな」と怒られたらしく、
「いやいや、意味わからんし。整えることの何が悪いの?」とブチギレ気味。
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◆ノリが合わん!レスポンスがない!
そして次女が一番つらかったのは…
まわりが“超”おとなしい。
本人いわく、
「陰キャばっかりで、ツッコミもないし、リアクションないし、面白くない…」とのこと。
次女、どちらかというと陽キャ爆発型の人間。
周囲とのノリが合わなすぎて、会話しても全然盛り上がらないのがしんどかったらしい。
でも、辞めない。
なんだかんだで耐えながらも「私は私」と貫く。
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◆体育祭のアナウンスオーディションで魅せる
そんな中、転機が。
体育祭のアナウンス担当を決めるオーディションが開催され、
1年生からは2名のみ、という狭き門。
部員15人中、希望者多数。
誰が選ばれるかと思いきや――
選ばれました。うちの次女。
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◆声がハスキーでも、響かせ力で勝つ
次女の声は、ちょっとハスキー。
でも、声質ははっきりしてて、通る。しかも大きい。
(母的には、家でも「うるさ…」と思うこと多数)
審査した先生からも「聞き取りやすくて安定していた」と評価されたらしい。
「運動神経だけじゃない。声でもいけるんだ」
そう言って、ちょっと嬉しそうな顔してた次女を見て、
私は思った。
どこにいても、自分の強みを出せる子なんだなって。
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◆母の想像を軽く越えてくる人
放送部って聞いた時は、
「え、じっとしてられんの?」とか「真面目すぎて無理なんじゃ?」って思った。
でも彼女は、合わない環境の中でも、チャンスを掴みに行く。
合わない相手には合わせすぎず、
でも自分の魅力はちゃんと出してくる。
ほんと、しれっと最強。
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◆おわりに:「らしさ」は武器になる
次女を見てると、
「自分らしさ」ってやっぱり最強の武器だと思う。
みんなが静かな中で、声を出せる。
ルールに縛られすぎず、自分の感覚を持っている。
そして、ちゃんと評価される場面で結果を出す。
やっぱりあんた、ただ者じゃないわ
崩壊上等、でも愛はある。
次回は「やればできる子」じゃなくて「やりたくなったら、ぐんと伸びる子」の予定です♪
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