【次女伝説②】「代表は嫌だから手を抜いた」⁉しれっと一位の運動神経で体育祭を爆走

中学に入ってすぐ始まったのが、体育祭の練習。

まだ学校に慣れてもいない4月末から、放課後は応援練習にダンス練習、リレー選抜などなど…

親としては「えっ、早くない!?」と思うけど、次女はいたって平然。

赤ブロック所属。

そして運命のリレー選抜タイム測定。

結果は――

しれっと1位。

◆母「すごいやん!」→次女「え、手抜いたけど?」

母:すごいやん!!1位ってことは代表⁉

次女:いや、手抜いた。代表やりたくなかったから。

……え?

それで1位?

**「全力出したらどうなるん…?」**と震える母。

ちなみに、あの子、体育は得意です。運動神経、あります。

でも目立つのは面倒だから、適度に力を抜く。

それが次女クオリティ。

◆全力女子、ダンスモード突入。

ところが、ダンスにはスイッチが入った。

ブロック対抗のダンスバトル。

曲を覚えたら、もう止まらない。

帰宅後は毎晩の自主練習。

鏡の前でキメ顔&キレッキレのダンス。

家中に流れるダンス曲――

エンドレス再生、母の耳に染み込む。

(もはや私も踊れる勢い)

でもね、その集中力と楽しむ姿勢には素直に脱帽。

「楽しい」って気持ちに全力で乗れる力、これも次女の武器。

◆当日、爆上がりで爆走。

迎えた体育祭本番。

テンション爆上がりで朝からハイテンション。

「今日は大声出しても怒られんよね!」ってことで、全力で叫び、全力で応援。

そしてリレー。

トップバッターの次女、

勢いよくスタートダッシュして――

なんと3番でバトンをつなぐ!

しれっと1位タイムを出すくせに、

本番はきっちり爆走する、頼れる女。

そのギャップ、クセになる。

◆ダンスでは「1人だけノリが違う」と言われる始末

後半のダンスバトル。

出だしから、もう次女の動き、全身全霊のダンス芸人。

1人だけ明らかにテンション違う。

でもそれがいい。めっちゃ楽しそう。

見てるこっちも笑顔になる。

先生にも「楽しさが伝わってきた」って褒められたらしいけど、

そりゃそうよ、あれはもはやエンタメ。

◆母の感想:やっぱあんた、しれっと最強やわ。

代表にはなりたくないけど、

走れば速い。

踊れば本気。

応援も全力。

でもどこか抜け感あって、頑張ってるけど“気合い入りすぎてない”自然体。

そういうバランスが、なんか絶妙。

なんかもう…**「しれっと最強」**って、次女の代名詞にしたい。

◆おわりに:一番目立ってたのは、たぶんあなた。

本人は「楽しかった〜」とあっけらかんとしてたけど、

たぶん今日の体育祭で、一番みんなの記憶に残ったのは次女じゃないかな。

運動神経だけじゃない。

空気ごと明るくしてしまう“場の力”を持つ人間って、いる。

そしてそれが、まさか我が子だったとは。

…恐れ入りました、次女さん。

崩壊上等、でも愛はある。

次回は「体育会系の私が放送部⁉陰キャの巣窟でギラつく」編、予定しています。