中学に入って、ついにやってきた――
初めての定期テスト。
みんな「勉強しなきゃ…」と焦る中、うちの次女はやる気満々!
「目標?うん、5教科で400点!」
(え?どっからその数字出てきた?)
でもさ…
母:「じゃあ、目標達成のために計画立てようか!」
次女:「……無理。どうすればいいのか、わかんない。」
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◆計画表を見ただけで「脳がクラッシュ」
せっかくやる気あるんだから、なんとか形にしてあげたい母。
タイムスケジュールとか、勉強の配分を一緒に考えるんだけど…
次女:「その計画、ムリ。考えただけでクラっとする」
「それ、できなかったら失敗ってことでしょ?無理〜!」
はい、思考停止モード突入。
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◆結果:予想通りの、オール赤点。
英語?文法?**「whyって何?私は何?」**状態。
数学?足し算・引き算すらアヤシイ。
国語?漢字がファンタジー。
社会・理科?「先生、日本語話してる?」と本気で聞いてくる。
で、テスト結果。
「うん、赤点ばっかだった!」と満面の笑み。
え、そこまで開き直れる⁉
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◆落ち込むどころか「次いこ、次!」の謎メンタル
母としては「少しくらい反省を…」と思うじゃないですか。
でも次女、
「ま、今回はしょうがないじゃん」
「次のテストでは目標300点にしとこ!」
「あ、でもどう計画したらいいかわかんないから、またテキトーにやるね!」
振り返りゼロ、反省ゼロ、でも希望だけは持ってる。
メンタル強すぎん?
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◆ちなみにIQ67。苦手が山ほどある。
・足し算引き算、毎回あやふや
・時計の読み、秒針の意味不明
・「あと何分」の感覚ゼロ
・漢字は読めても書けない
・暗記科目は、1時間後にはすっからかん
・授業の説明?「理解できたことない」って自白済
つまり、学習面はフルコンボでしんどい。
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◆でも!光る才能がここにひとつ。
それが――タイピング。
もうね、これだけは…異常に早い。
ローマ字をやっと覚えたと思ったら、すぐにブラインドタッチ習得。
カタカタカタカタ…鬼速。
母:「あんた、他の教科もその勢いで覚えてくれ…!」
でもね、タイピングだけじゃ生きていけないのよ、世の中。
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◆おわりに:結果なんて気にしない。楽しくいこうぜ、精神。
たしかに、学習は厳しい。
数字も、時間も、暗記も、ぜんぶ「できないこと」だらけ。
でもね、落ち込まないんですよ。
次女は、常に“今を生きてる”。
悩まない、引きずらない、凹まない。
だから、親が「うわ…赤点…」ってなってても、
本人は「今日も楽しかった!」って言える。
それって、もしかして最強なんじゃない?
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〜おまけ〜
📝 定期テスト対策のポイント
中学生の「定期テスト」は、範囲が広く、文章量も多く、抽象度が高いので ハードルが高い。
そのため、軽度知的障害の子に合わせて「絞る・繰り返す・具体化する」が鍵🔑
① 範囲をしぼる
• 全範囲を完璧には現実的でないので
→ よく出る基本問題(教科書・ワークの最初の方)だけに集中。
• 点数目標を「平均点」ではなく、本人が成功体験を得られるライン(例:30点でもOK!)に設定。
② 繰り返し練習
• ワークやプリントの同じ問題を何度も解く
→ 1冊を3周するほうが効果大。
• 文字が苦手なら、親が問題を読み上げる→口頭で答える→書くのは最小限でも良い。
③ 具体化・視覚化
• 国語:教科書本文を音読→短い要約を書く。
• 数学:図やブロック、具体物を使って考える。
• 英語:単語カード+音読。文法より「丸暗記フレーズ」。
• 社会/理科:図・写真・イラスト・YouTube教材を使う。文章だけはNG。
④ 短時間×毎日
• 「1日15〜20分×2回」など、集中力の切れない時間に区切る。
• 長時間やると混乱して逆効果。
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🌱 親の関わり方
• 「何点とれたか」よりも
→ 「この問題できたね!」「前より早く読めたね!」を強調。
• 本人の努力を可視化してあげる(カレンダーに⭕️つける、できた問題にシールなど)。
以上、参考までに。
私もこのやり方で少しずつ日々関わってやってます✏️

